作词 : 枯堂夏子 作曲 : 前田克樹 歌:横山智佐 嘘と視線との 関係について ラジオで学者が言っていたわ 嘘つく時 男は目をそらすけど 女はじっと 見つめるそうね 口べたなキミは 話題につまると わたしの瞳を 見つめるけど わたしキミが ほんとに大好きだから 見つめることが とてもできずに うつむくの だから 会話はもう 続かなくなっちゃうのよ 時間だけ 行き過ごぎてく そして 「もう帰ろうか」なんて 視線をそらして キミは ぼつりと つぶやく おんなじ改札 おんなじホームで 行き先だけ 逆の電車 待つのね コンパクト開けて 眉を引きながら わたしと話をする えり子は 最近また 彼氏と別れたらしい 急にわたしを 誘い出すように なったから 「そうね 彼はじっと わたしを 見つめていたわ まるで 追いすがるように だから わたしも負けないほど 彼を見つめて 言ったわ 『ひとりで生きる』と」 化粧が済んだら えり子は帰った 「次の彼と デートなの」と はしゃいで 恋をしたら ふたりは 見つめることができない 見つめれば 恋は消える だから ほんとの恋は いつも すれ違いが つきものね 哀しい現実 遠ざかるキミに 手を振り続けた 涙の中 キミが消えてゆくまで