[00:30.31]その時の僕らはといえば [00:32.54]ビルの屋上で空を眺めているばかり [00:36.01]バイトを抜け出し 汗と埃にまみれた [00:39.25]取り留めのない夢物語 [00:42.55]互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は [00:45.72]決して口には出さない約束 [00:49.07]中央線が高架橋の上で [00:51.42]おもちゃみたいに カタカタ なった [00:56.59] [01:02.21]なぁ 結局僕らは正しかったのかな? [01:05.71]あんなに意地になって [01:07.44]間違ってなんかいないって [01:09.77]やれば出来るって [01:14.97]その闇の中で言葉にならない [01:17.25]嗚咽のような叫びは [01:18.75]千川通りで轢かれていた [01:20.91]カラスの遺体みたい 痛い 痛い [01:28.07]ふざけんな ここで終わりになんかすんな [01:31.30]僕等の旅を「青春」なんて [01:33.47]名づけて過去にすんな [01:35.18]遠ざかる足音に取り残された [01:38.05]悔し涙は絶対忘れないよ [01:41.38]踏みつけられたフライヤー拾い集める [01:47.66]苦笑いの僕等 舞い落ちる [02:03.68] [02:05.09]日当たりが悪くなるから [02:07.29]窓の外にある大きな木が嫌いだった [02:10.83]春になって 花をつけるまで [02:14.16]僕はその木が 嫌いだったんだ [02:17.24]今になってはどうでもいい話だけれど [02:20.47]なんかちょっとだけ後悔してるんだ [02:23.99]ほんとにどうでもいい話だったかな [02:30.25]ごめんな [02:31.97] [02:37.08]駅前のロータリー 夕焼けが悲しい訳を [02:40.92]ずっと 考えていたんだ [02:43.03]終わるのが悲しいか [02:44.65]それとも始まるのが悲しいか [02:46.79]街灯がそろそろと灯りだした [02:49.95]つまりは 終わりも始まりも同じなんだ [02:52.95]だったらこの涙に用はない [02:55.21]さっさと 失せろ [02:58.07]胸がいてーよ いてーよ [03:03.06]一人の部屋に 春一番の迷子 [03:06.24]二人で選んだカーテンが揺れてます [03:09.49]どうせなら 荷物と一緒に [03:11.45]この虚しさも運び出してくれりゃ良かったのに [03:16.25]何もなかったように僕は努める [03:19.31]最後に君が干してった洗濯物 [03:22.82]なんでもなく 張り付いた [04:04.88] [04:31.32]過ぎ去った人と 新しく出会う人 [04:34.55]終わりと始まりで物語りは進む [04:37.82]だとしたら それに伴った悲しみさえ [04:41.32]生きていく上でのルールだから [04:44.60]投げ捨ててきた涙拾い集めて [04:47.84]今年も気付けば春だった [04:50.90]僕は 歌う 歌う 歌う [05:07.59][04:54.46]さくら さくら 今でも [05:10.81][04:57.71]さくら さく 消えない [05:14.03][05:00.99]さくら さくら 僕等の [05:17.30][05:04.25]さくら さく 物語 [05:21.41] [05:53.79]おわり