静かでとてもくらい夜 何も動かない 灯りの消えた世界 いつもと違う街並みと 遠くできこえている 穏やかな波の音色 近くて 遠い 遠い昨日 「ずっとここにいるよ」 いつか言ってたくせに どうしても 会いたくなるんだ 私はここにいるよ いつでも遊びにきてよ はるか天の川 叶うはずのない願い あこがれはもう あこがれのまま触れられないけど まだ消えないでよ 時計の針はとまらずに いつの間にすこし 動きはじめた世界 醒めない夢の中のよう ゆっくり離れてゆく 私とまわりの景色 子どもの頃 よく夜空に数えたひかり ねえ 届くかな 小さな声だけれど 想いをこめて ただ星にねがいを 思い出並べる これでもまだたりないよ? ああ このまま 私だけ年老いてしまうんだな もうすぐ今日も 夜が明けてしまうけど でも かみさま どうか背を向けないで あとすこしだけ 私のそばにいて