作词 : 未羽 作曲 : オッカ とある悪魔の気まぐれにございます 白い娘が一人 花を摘んでいると 黒い悪魔が現れ 彼女を白鳥に変えてしまいました 月光さす白鳥の湖 娘にとっては長く悲しい物語が始まった されど悪魔にとっては 純然たる時間殺しの半ば一節 つまらぬ気まぐれ どうかご容赦くださいませ 作词: 未羽 作曲: オッカ 深い森の奥 月が照らした小さな湖で ただ止めどなく 涙を流すだけの乙女たち 深い闇の帳 星が閉ざした夢の湖でした ただ声もなくし 涙を落とすことしかできない 籠の中から見る夢はいかが 私からの慈しみの贈り物を さあ どこまでも残酷なあなた 誠の愛誓う時 悪夢は全て覚めゆく 真実の愛という さあ その姿で探してもらう 愛は何より強いとか 愛は永遠だとか言うから 試してみたくなるんじゃない 証明してみせて その数式 愛は何より美しく 愛は悪を縺れ藻くずのに 私にも ここに慰め得る 信じて今宵も舞う白のアラベスク(arabesque) 深い森の奥 迷い込むのは白鳥の湖 やわかの胸に 身ごと放たれ それは目を覚ます 深い闇の終わり 差し出す手に重ねる白鳥の羽根 この身を焦がして 今始まる二人きりのソワレ(soirée) これほどたやすく落ちてゆく愛 浅ましくも儚く愚かしくもあり ああ あなたにも教えてあげたい いつかわかる これが 黒は染めるほどの紅(くれない) 「白を汚すほどの紅」 愛は何より脆いから そっと惑わせるマスカレード 仮面の下の微笑みなど 媚薬に酔いしれ 目に映らない 愛に捨てられたレペトワ(repetoire) 踊っているのはどちらかしら ドレスも赤く染めゆく 最後のアントレ(entrée) これこそ悪魔の証明 まったく これだからからかいがいのある 愛は永遠などと言いながら 辿る末路は皆同じ どんな悲劇もよくある話 けれど そろそろ違う答えを見せてくれないのかしら そのためには 深い森の奥で湖は今 誰かの訪れを待って眠る あれ?さっきの子は? もう終わった 愛に溺れ 愛に馳せるだなんて 私が待つのは 次のフィナーレ 今宵も舞う 黒鳥の湖