それはまだ私が神様を信じなかった頃 九月のとある木曜日に雨が降りまして こんな日にすてきな彼が現れないかと 思った処へあなたが雨やどり こんな時に何でも良いからあなたとお話をして お友達になれたらどんなに楽しいだろうけれど あなたの気を引ける程すてきな娘ではないし 風邪をひかないでと願うのがやっとだった 娘は器量が良いというだけで 幸せの半分を手にしていると 誰か云った意地悪なお話 でもこっそりうなずいてる自分が悲しい 確かに私が他のお友達とおなじ位に 白いドレスや口紅や赤い靴が 似合うすてきな娘だったらもっと上手な笑顔を あなたにあげられたのに