[00:00.00] 作曲 : さだまさし [00:01.00] 作词 : さだまさし [00:21.26]古里の野辺は早蕨の [00:27.58]萠え出る頃浅い春 [00:33.29]渡りそびれた冬鳥と [00:37.99]霞立つ沢の糸柳 [00:45.22]いつもと変わらぬ風景に [00:51.04]今年は君がなじまない [00:56.75]誰かと同じ目をしてる [01:01.40]何より笑顔が色褪せた [01:08.27]町で暮せば誰も彼も [01:11.20]哀しい顔に染まりゆく [01:14.08]まるで鏡の向こうから [01:17.23]話しかけられている様な気がする [01:22.45]そうか 君までがそうなのか [01:28.36]何故だ 一体あの町には何があるんだ [01:40.40] [01:52.99]誰かに聞いた事がある [01:58.70]町に人買が棲むという [02:04.20]皆幸せに憧れて [02:09.11]何かを売り渡すという [02:16.14]そうしなければ生きられぬ [02:22.22]それですべてがうまくゆく [02:27.90]そしてこころを無理矢理に [02:32.57]開かずの間に閉じこめると [02:39.42]おそらく僕と観た夢を [02:42.31]君は何かと取り替えた [02:45.20]それで大人になる気なら [02:48.18]ついでにここで僕をすててしまえ [02:53.35]泣くな 泣いて逃げちゃいけない [02:59.15]返せ さもなくば君を返してもらえ [03:05.23]どうか [03:08.45]どうか [03:11.38]どうか [03:15.48] [03:17.02]泣くな 泣いて逃げちゃいけない [03:23.26]返せ さもなくば君を返してもらえ [03:29.12]僕は 此処で 待ってる