読みかけのアガサ・クリスティ 膝の上に伏せて 遥かナイルの流れに 目を愈やせば ゆるやかに 大空 红く染めながら おだやかに 夕阳 沈みゆく 地平线(ホライゾン) スフィンクスの谜ならば 答は知っている クレオパトラの爱した人の名前も なのに私は今 心の迷路に 迷いながら黄昏てゆく 窓を见てる あなたとの距离 五千数百年 爱する分だけ 远い気がしている 永远(とわ)の生命 求めて生まれた はるかなる时の都で 私はあなたとの ほんの一瞬が 恋しい カルカディと名付けられた ハイビスカスジュース ふとマドラーでパピルスに文字を书けば 若紫色に あなたの名前が 拡がりながら にじみゆく 地平线(ホライゾン) 圣刻文字(ヒエログリフ)で刻めば あなたの名前が いつか远い时の流れを超えて 永远(とこしえ)の生命を 手に入れるかしら 小さく私のイニシャルを添えて あなたとの距离 五千数百年 地図なら苇の叶の 长さも无いのに 地平はるかに 赤い星煌いて ナイルは银河に 注ぎ始める あなたとの距离 五千数百年 爱する分だけ 远い気がしている 永远(とわ)の生命 求めて生まれた はるかなる时の都で 私はあなたとの ほんの一瞬が 恋しい