白い世界で ふと足を止めた 君の中 一片の灯りは小さくて 冷たくて 儚くて 僕の手を触れた 意味も知らずに 交わした言葉は ゆらゆらと僕の目を 濁しては消える 残酷で 優しくて 透明な言葉 今 僕だけが 見る夢なら覚めて まだその傷が 癒えずにいるのなら 白い世界で 僕は振り返った 居るはずの君の足音は聴こえず 寂しくて 寂しくて 君の名を呼んだ 今の僕にだけ 見える夢の果てに 君のいた場所が 僕を受け入れるように