夢にまで出てきそうな ネガティブを 振り払って あたしは目を閉じた 道連れにした仲間は画面の向こう それぞれが違った朝を迎える いっそ時が流れずに 呼吸さえ止めてしまいたい 灯して あたしの湿った導火線に 重たいドアの 先には あたしの知らない景色が 眠っているから 不機嫌な空模様に 傘もささず くつひもがちぎれて 上を見上げる 君が居た夢の中 君の事 越えてゆくから すっかり辺りの雨音は消えていた 涙と共に 雲のカゲまたいだら また一歩踏み出せる だからその炎を 灯して あたしの湿った導火線に 冷たい風の 先にはあたしの知らないストーリーが 眠っているから