菫の咲く小道 手を引かれて歩く あの頃の温もりが 胸に戻る 春が来たら 家を出ると打ち明けた日 黙ってそっと 背中を押してくれた 今まで一度だって思いもしなかったけど あなたが居ることがこんなにも 心強い事 ah やっと分かった 雪解けの始まる この町を離れて 車窓に映る 夢の扉開けた 変わってゆく景色に戸惑う私がいる 自分で決めた事なのに 何故 悲しいのだろう… ah 寂しいのだろう… 「春」 いつもと同じ様に 見送る愛しい人よ あなたが見守ってくれるから 今がある事 ah 忘れないから どんな時にもずっと信じていてくれた その眼差しに抱かれて 私は巣立つ