狭間で交わる低い雲 届かない声は途切れた 揺らして果てまで知りたいだけ そこには何があるのか 記憶の中の真っ赤な月は溶け出してく 願いを込めて無様な言葉連れて道を辿る かすれた景色を抱いて行こう こぼした数だけ集めよう 涙を手繰って歌うだけ そこには何もなくても 記憶の中で晴れ渡るのは夏の日 どこまで行けば失わないで 君に会えるのだろう ここで息を止め 深く深く沈む 置いてかないでと言えずに また行ってしまう 夜は招かれ浮かび上がるは夢の続き 君を責めた あたしを責めた 空が泣いた 記憶の中の真っ赤な月は身を焦がして どこまで行ばこわがらないで朝を迎えられる?