夜になって家に帰り1人になると なぜだか涙が止めどなく 溢れてくる あの日のまま 止まったまま ココロの時間 うずいたまま 冷めないまま 暴れ出すだけ もう泣かないと決めたのに。 声や体温 覚えているうちはまだいい 薄れてゆく程 髪の匂いがまるでウイルスの様に あたしの体 あたしの体を蝕んでゆく 季節は巡り 風は変わり 振り返ると それでも匂いはかけらにさえなってくれない 目を閉じれば 側で囁く またアイツだわ もう泣かないと決めたのに。 噓や約束 覚えているうちはまだいい 霞んでゆく程 冷たい夜がまるでウイルスの様に あたしの体 あたしの体を蝕んでゆく