たった今僕の前で一つ恋がひび割れた。 少しの不注意で取り返しがつかぬくらい。 痛い 痛い 痛い …涙。 感触は指が知っている。 声は耳から離れない。 綺麗な首筋となまめかしいウエストライン。 辛い 辛い 辛い …涙。 君を傷つけたこと、後悔している。 激しくかき鳴らしたこともあったね。 でも身を任せて付き合ってくれていた。 君と奏でた最後のあの曲を忘れはしない。 高音(ハイ)がちょっと伸びない 独特の乾いたサウンド。 伝う 伝う 伝う …涙。 いろんなところへ行ったね。 覚えているかい? 思い出を爪弾けば星空に舞う。 色褪せたボディが月日を物語る。 今までホントありがとう。 心を込めて贈るよ。 大丈夫。僕ら必ずまた会えるさ。 バイ バイ バイ またね。 しばらく バイ バイ バイ またね。 おわり