激しく流れ出した赤色 誕生まで狂いそうに叫んだ 闇の中で 醜くゆがみ出したこの美貌 残酷さを売りものに歌うのさ 愛の歌を 透明交わる体液の湖 二つの僕と僕は奪い合う ああ 僕は三歳のまま 黒く赤い瞳 そう まるで天使のように 愛に飢えた 僕はあなたむさぼる ガラスで築き上げたこの城 誰もやっては来ないだろう このまま ああ 僕は陽光の中 たどり着いた砂漠 そう ここは最後の聖地 さあここで交わるあなたの中へ 夢の途中で 堕ちてゆく暗闇 いつか目覚の瞬間を待つ 迷い子 ああ たった一度でいい あの笑顔を見せて そう あれは永遠だった 熱い海の微笑み すぐに消えた