花冷ぇの夜にざわめく蜉蝣 夜桜 ほのかに 馨りなびく 宵暗が そっと 私を连れてゆく 追忆の果てへと 降りしきる 花びらが はらりはらりと 二人を隐した 重ねあう くちびるから こぼれだす 甘い罪 狂おしく 舞う薄红 甘やかに 污ちれて 幻影 たなびき 搦みあう息 泡沫はかなく とけてゆく声 胧月が啼く 夜桜 ほのかに 馨りなびく 宵暗が そっと 私を连れてゆく 追忆の果てへと 薄红の毛氈 暗夜を彩り一夜は永远 重ねあう くちびるから こぼれだす 甘い罪 狂おしく 舞う薄红 甘やかに 污ちれて 风に散る 淡い想い 交じりあう 夜伽の嘘 ゆるゆると 视界を食む蜉蝣 乱れ 尽きて 花の色は移りにけりな いたづらに わが身世に ふるながめせしまに 胧月が啼く