命名 編輯:MEIKOHAMASAKI ここにいるんだと知らせるように 泣いて 生まれるのはあっけなく尊い命 小さい光 その先に 待っているのは 未知なるノイズ 自由不自由 手に負えず膨らむ 希望 どんな思い 注ぎ込み その命に名をつける 花のように 鳥のように 美しくしなやかに その日の空の色をずっと忘れないで いくつも日が沈み死を案じ ひいて 思わぬ方角に転がる命 何かも予定通り進みはしない それでも小さな体 しっかり抱きしめてやれるかい どんな未来 期待して その命に名をつけた 雨のように 雪のように まっすぐに清らかに あの日の風の匂い 覚えていますか その声は何よりもあなたのことだけ求めてる どんな思い 注ぎ込み その命に名をつけた 大地のように 海のように 強い心 持てるように 負けぬように愛せるように 誰かを照らせるように 世界が変わったあの日をずっと忘れないで 終わり