天气は上々散步にと上野の山を访のうた 上野の樱は八分咲そこらでみんな大さわぎ 花见なんぞのどこがいい 笑い颜さえひきつった ああ短か夜の梦のよう明日になれば忘れ行く ああ今日の日は何なのか ああ今日の日は何だろう 朝はからっと午后からは云りがちなる春の午后 乐しいことをひろいたくそこらを回っちゃ考える されどぐちやら文句やら あたりは次第に暗くなる ああ短か夜の梦のよう明日になれば忘れ行く ああ今日の日は何だろね ああ今日の日は何だろう 花など见たくはないんだけれど何やら少しさわぎたく 俺も花见に入れてくれ 俺も花见に入れとくれ 森の向こうは黑々と 夕阳に浮かんだ五重塔 ああ短か夜の梦のよう 何を见てきた五重塔 明日になれば忘れ行く 明日になれば忘れ行く 夜もだんだん深けてきてひとりふたりと归る人 するとさわぎのあとだけに するとさわぎのあとだけに 春の夜风が冷たくて ちょっぴりさみしくなってきた ああ短か夜の梦だよう 明日になれば忘れ行く ああ今日の日は何だろね ああ今日の日は何だろう 思えば浮世の脂汗 俺も少しは流したか 短かき夜の梦のよう 明日になれば忘れ行く はぁっと大きなため息と 仕事のことが目に浮かぶ ああ明日からがんばろう また明日からがんばろう ああ明日からがんばろぜ また明日からがんばろう