[00:00.00] 作曲 : HIR [00:00.337] 作词 : 少女病 [00:01.13]『天使(てんし)の創造(そうぞう)したこの場所(ばしょ)に集(つど)うのは、 [00:05.07]死(し)へと向(む)かう欠落(けつらく)した少女達(しょうじょたち)。 [00:09.23]負(ふ)の魂(たましい)を月(つき)へと葬(おく)り、 [00:12.25]命(いのち)の失(うしな)われた精霊体(せいれいたい)に [00:14.09]注(そそ)ぎ込(こ)むことで再生(さいせい)を果(は)たせると言(い)われている [00:18.33]教会(エクレシア)。 [00:21.12]時(とき)は満(み)ちた。 [00:23.91]愛(あい)する精霊姫(アリス)が、 [00:25.96]再(ふたた)び微笑(ほほえ)んでくれる日(ひ)が――――』 [00:27.93] [00:44.96]狂(くる)、、、狂(くる)、、、廻(まわ)っていく雑音(noise) [00:56.01]泡沫(うたかた) 朽(く)ちていく魂(たましい) [01:06.37] [01:07.50]怨嗟(えんさ)の声(こえ)は  [01:14.35]誰(だれ)に向(む)けてのものか [01:21.29]月(つき)か天使(てんし)か? [01:29.66] [01:34.54]「精霊姫(アリス)との問(ま)に生(う)まれた娘(むすめ)にも、 [01:37.66]寂(さび)しい思(おも)いをさせただろうか。 [01:41.12]でも、これからは……」 [01:43.21] [01:43.39]降(ふる)、、、降(ふる)、、、 黒雪(ゆき)は羽根(はね)のように [01:54.22]ひらひら 無数(むすう)に舞(ま)い散(ち)り…… [02:03.55] [02:05.39]怨嗟(えんさ)の唄(うた)は  [02:12.64]誰(だれ)に向(む)けてのものか [02:19.57]愚(ほろ)かな我(われ)か? [02:28.11] [02:31.63]『この瞬間(しゅんかん)のためだけに、 [02:34.06]優(やさ)しい導(みちび)き手(て)を演(えん)じてきた。 [02:36.89]半精霊(はんせいれい)である娘(むすめ)にまで手(て)を汚(よご)させて……。 [02:40.44]もう、戻(もど)れない』 [02:41.95] [02:42.28]愛(あい)するが故(ゆえ) 堕(お)ちた欲望(desire) [02:47.36]幾重(いくえ)に纏(まど)う 深(ふか)い原罪(hamartia) [02:52.97]渇望(かつぼう)の果(は)て 犯(おか)した行為(act) [02:58.35]数(かぞ)え切(き)れない 憐(あわ)れな犠牲者(victim) [03:03.90]原型(げんけい)もなく 枯(か)れゆく天人花(Myrte) [03:09.53]霧散(むさん)していく 儚(はかな)い理想(ideal) [03:15.03]緋色(ひいろ)に暗(くら)く 歪(ゆが)んだ悪意(vicious) [03:20.60]月(つき)に飲(の)まれた 微(かす)かな旋律(melody) [03:26.38] [03:29.88]「葬奏」 [03:35.99]Lyrics:少女病 [03:38.60]Compose&Arrange:HIR [03:41.90]Vocal:Mitsuki [03:45.61]Voices:加藤英美里、神谷浩史 [03:49.11]歌詞考證:乐园之卵 [03:53.88] [04:10.73]愛(あい)するが故(ゆえ) 堕(お)ちた欲望(desire) [04:15.94]幾重(いくえ)に纏(まど)う 深(ふか)い原罪(hamartia) [04:21.58]渇望(かつぼう)の果(は)て 犯(おか)した行為(act) [04:27.09]数(かぞ)え切(き)れない 憐(あわ)れな犠牲者(victim) [04:32.68]原型(げんけい)もなく 枯(か)れゆく天人花(Myrte) [04:38.10]霧散(むさん)していく 儚(はかな)い理想(ideal) [04:43.73]緋色(ひいろ)に暗(くら)く 歪(ゆが)んだ悪意(vicious) [04:49.22]月(つき)に飲(の)まれた 微(かす)かな旋律(melody) [04:54.58] [04:55.56]『少女達(しょうじゅたち)は緩(ゆる)やかに死(し)んでいき、 [04:58.21]精霊姫(アリス)は再(ふたた)びその体(からた)に魂(たましい)を灯(とお)していた。 [05:02.26]永(なが)く眠(ねむ)っていたとは思(おも)えないほどに、 [05:04.81]変(か)わらない笑顔(えかお)。 [05:06.58]精霊姫(アリス)は言葉(ことば)もないままに、 [05:08.56]娘(むすめ)を強(つよ)く抱(た)きしめる。 [05:10.98]涙(なみだ)をこぼしながら。 [05:12.85]優(やさ)しく娘(むすめ)の首(くび)に手(て)をかけ、 [05:15.45]止(と)める間(ま)もなく、絞(し)め殺(ころ)していた……』 [05:18.63] [05:18.84]狂(くる)、、、狂(くる)、、、崩壊(ほうかい)の輪舞曲(round) [05:29.43]全(すべ)てを取(と)り戻(もど)すために…… [05:38.81] [05:42.93]「悪(わる)い夢(ゆめ)はもう終(お)わりましたか――――?」 [05:48.18]『精霊姫(アリス)に宿(やど)ったモノは本当(ほんとう)の彼女(かのじょ)などではなく、 [05:52.13]儚(はかな)く散(ち)った少女達(しょうじょたち)の失(うしな)われた魂(たましい)で……』 [05:56.00] [05:56.95]「だから、さようなら」 [05:59.68] [06:01.28]『娘(むすめ)の命(いのち)を奪(うば)ったその手(て)を見(み)せ付(つ)けるようにして薄(うす)く笑い(わら)、 [06:05.64]そのまま舌(した)を噛(か)み切(き)っていた。 [06:08.96]できることは、ただ呆然(ぼうぜん)と立(た)ち尽(つ)くすことだけで……』 [06:14.61]「天使(てんし)は、優(やさ)しくなんてなかった」 [06:17.99] [06:19.89]終わり