[00:13.53]ランランラン [00:15.22]電話のベルが [00:17.47]鳴り出して尚 何もない部屋 [00:22.04]ランランラン [00:23.92]受話器を伝う [00:26.14]誰かの声が言葉を呼んだ [00:30.71]「もしもし、あと三時間だよ。君はどうする?」 [00:43.72]そんなあなたと話がしたいな [00:48.48]些細な事 教えておくれよ [00:52.58]二人繋いでる 眩暈はスピカ [00:57.10]ずっと待っていたんだから [01:18.75]ランランラン [01:20.66]裸のポプラ 焦げた瓶底 五月の終わり [01:27.43]ランランラン [01:29.33]碧い雨降り 塗り潰された 朧気な歌 [01:36.31]「もういいよ」 隠れんぼの途中 呼吸を止めて [01:45.06]「もしもし、あと一時間だよ 君はどうする?」 [02:00.13]そんなあなたの名前を教えて [02:04.70]私を映す鏡になって [02:08.99]細い電話線 漂うスピカ [02:13.45]きっと頑迷な嘘になって [02:35.21]空が砕けた 地面に落ちた [02:44.91]昏い話の結末を [02:52.56]誰か教えて 何処へ行くのか [03:02.38]もしくは帰る矛先か [03:14.22]「時間だよ、どうする?」 [03:20.90]そんなあなたと手を繋ぎたいな [03:25.58]惑う私を確かめさせて [03:29.71]二人繋いでる 眩暈はスピカ [03:34.28]眠気の奥に会いに行くんだ [03:39.58]もしも 淡くとも出会えるのなら [03:44.07]それは瞳を引き裂く様に [03:48.20]新しい夢に涙流して [03:52.80]電話のベルを鳴らさぬ様に [03:57.29]二度と忘れてしまわぬように