[00:00.000] 作曲 : Rue [00:00.016] 作词 : 後藤紘明 [00:00.50] [00:15.46]道端で出会った何か [00:18.63]変な形をしている [00:21.44]これはなんて生き物だろう? [00:24.53]初めて目にしたよ [00:27.78] [00:40.95]どこから見ても何なのか [00:44.47]よくわからないけれど [00:47.15]毛むくじゃらで変な感じだ [00:50.64]足は4本あるみたい [00:53.46]「にゃおん」変な声で話しかけてきた [00:57.01]なんか馴れ馴れしい奴だ [01:00.08]擦り寄ってくるんじゃない [01:02.32]俺は孤独に生きてきたんだ [01:05.75]往来の上で光るネオンで [01:09.53]照らされた滑稽な表情に [01:12.15]ただ同情をしてるだけ [01:14.84]俺がかけてあげられる言葉はない [01:18.33] [01:32.03]毛むくじゃらは諦めずに [01:35.21]俺の後をついてきて [01:38.55]腕で乱暴に追い払っても [01:41.53]どこ吹く風の顔 [01:44.70]そんなに寂しそうに [01:47.68]見えるのかと腹をたて [01:50.88]高いところ狭い所 [01:54.12]逃げてもついてくるよ [01:57.31]「にゃおん」だからうるさいよ [02:01.05]話しかけて何になるんだと [02:04.15]ついよそ見をした俺に [02:07.36]蹴りかかる人間の子供 [02:10.29]打ち付けられたアスファルト [02:13.75]呻いても声もでない [02:16.60]ネオンが光った水たまりに [02:19.49]映ったのは奴と同じ形の汚れた顔 [02:24.38] [02:49.70]飛び出してきた [02:52.65]奴の鋭い爪に人間は驚いて [02:58.97]一目散に逃げていった [03:03.84]怯える俺にゆっくりと [03:07.01]爪を収めて近づいてきた [03:10.16]打ち付けた傷をザラザラの [03:13.77]俺と同じ舌で舐めた [03:16.35]かけてくれた声が何を [03:19.69]表すのかわかった気がするよ [03:23.20]これまで誰にも話しかける [03:26.11]機会なんて無かったからさ [03:28.45]孤独で見失った自分を [03:32.86]思い出すために絞り出す声 [03:35.83]「にゃおん」 [03:38.85]「にゃおん」 [03:46.07]