作曲 : 伊勢正三 作词 : 伊勢正三 遠く粉雪が降りる駐車場。 僕が指差すと、君は笑って、モノレールを選んだ。 君が東京へ戻ったその訳。 僕はおもわず、君の指を見て気付いてしまったけど、 さよならを一度君に言わせた僕に、 今君を慰めるそんな資格はなかった。 時はなぜ過ぎてしまったの? 冬の桟橋は灯り消えたクリスマスツリー、 工場の煙、螺旋の倉庫、淀む運河を見て、 ふっと懐かしい、ため息が出るなら、 忘れたはずの言葉は、今も悲しい贈り物。 貨物船ばかり浮かべた港だって、 君とならいつまでもロマンティックな夜だった。 時はなぜ過ぎてしまったの? 僕は今、君と同じスピードだして、 離れずに走るから止まって見えるモノレール。 君はまだ気付いてくれない。