「来てしまった」ってお前が笑う むかしなつかしの笑顔だ あの駄菓子屋はまだあるかな きっときっとまだ元気だろう いつものように待ち合わせた あの大きな坂を登り切ったら 100メートルもないような 派手な看板似合わぬ商店街 おれもおまえも 息なんかきらしちゃって すっかり年をとったなって おれらそんな 年喰っちゃいないぜって 登り切る坂 もうここは なくなってしまったね むかしのように笑うことも  許されないでしょう ああいつかは 消えるって知ってた でも僕の中の コレはずっと ココにあるでしょう 次はいつ会えるんだろうな 三年後にでも会えりゃいい方だろ 次までにどっちか死んだりしてさ そんな物騒なこと言うんじゃねぇ 空をただただ漂っていく雲のように 管を通う血液のように 分かれ道の果て消えてゆく 運命さ... 五年も経って久方ぶりに  おまえに連絡とってみれば おいよせよ ずいぶんはえぇじゃねぇか おいまてよ おいまてよ もうおまえは  いなくなってしまったね むかしのように笑うことも  許されないでしょう またいつかは  笑えるって思ってた 微笑むように声もなく  消えてった ああ全部 なくなってしまうんだね むかしのように泣くことも  許されないでしょう いつまでも在るって  信じてたけど 微笑むように声もなく  消えてった でも僕の中の  コレはずっと ココにあるでしょう 消えないでしょう 増えていくでしょう 笑えるでしょう