「ごめん。」 たいした言葉なんか浮かばず 遅れたボクさ、ゴメン。 ご機嫌斜めはいつ頃 おさまりそうですか ゴメン。 冷えた右手握りしめ 人ごみ抜け向かうお決まりのあの場所 頬にかかった髪の毛を 両手で耳にかける 吐息混ざるこの距離で 愛を重ねてみた 冬の魔法 たいした物なんか選べず 銀色のペアリング ご機嫌斜めは変わらず、お気に召さずかい ゴメン。 信号待ちに背伸びした君が僕の耳にささやいた「ありがとう」 月が陰ったそのうちに そっと唇合わせ 決して離れちゃわないように 強く抱きしめた夜も この季節を繰り返す 二人の絆になり 相変わらずな僕らが 歩いていけるように 愛を数えていこう