いつか重力のクサリを断ち切り 君を連れて サテライト 君を探して あの街へ さ迷い歩いた 夜の道 受話器(じゅわき)越しに 聞こえた声が なぜか とても 気になったの 見つけた君は 赤い瞳 何事もないフリはナシにして 黑い沼(ぬま)に沈む君を放っておくわけにはいかない いつか重力のクサリを解き放ち 宇宙へ飛ぶ サテライト そこに行けば 体の重さも 1/6 君が抱えてる悲しみが 少しでも軽くなればそれでいい いつか そこに 君を 連れて行くよ 重力の外へ 宇宙旅行(りょこう)は無理ですが 物理的(ぶつりてき)に高い所へ 色々考えてみた結果(けっか) 目指すは港(みなと)の赤い塔 走ってきたフリして 胸の鼓動の速(はや)さを隠してみたの 今日は君の手を救い上げる 権利(けんり)をまらうよ 軌道(きどう)エレベータのように 雲を抜けて昇るよ サテライト 300 メートル昇れば 少しは軽くなるかもね つまり子供ダマシだけれど 意味が少しでも伝わればいい 地上(ちじょう)よりも上に連れていきたいの 重力の外へ 見え隠れしてる気持ちは 多分バレているんだろうけれど 今はそれ以上 君を救いたい エゴイズム 太陽の力を借りて 白く輝いている お月様 同じように頼ってくれませんか? Ah—— いつか重力のクサリを 断ち切り 君を連れて サテライト 辛いコトや 悲しコトも 全部 1/6 宇宙船はまだ先だけれど そこに辿り着けるまでの間(あいだ) 僕の 左手を 握っててくれますか? いつか 重力の外へ 連れて行くよ Out of the gravity