酒に海鸣り 染みる八戸で 闻いた舟呗 今も忘れないぜ 伜にゆずった 海のあけくれを 恋しがっては 酔いどれた 达者でいるかい おやじさん 海がしければ 町へくり出して 女泣かせた 古い自慢ばなし 伜にかたって 浜で网を干す 年令(とし)に似合わぬ ふとい指 生きてりゃ会いたい おやじさん 时は流れて 変わる八戸に 季节忍んで鸣くな 海猫よ 伜も忘れた 远い舟呗は… 俺の心に生きている たずねて行こうか おやじさん