[00:21.510]ありふれた日の ありふれた午後を [00:26.400]ぼんやりと過ごすのにも飽きて [00:31.240]サンダルのままで 海まで歩けば [00:36.730]松林の先は風の道 [00:41.800]季節はずれの 砂浜はいつも [00:46.980]やすらぎと孤独を混ぜたような [00:51.930]波の音がただ 幾重に重なり [00:57.290]黄昏に包まれゆく [01:02.260]歩き疲れたなら [01:07.310]砂の上座ればいい [01:12.480]誇らしげな足跡も [01:17.660]新しい風に消されてゆく [01:26.340]また歩き始めれば [01:31.200]ひとつひとつ残る足跡 [01:36.060]消される度に深く刻んで [01:41.650]歩き続けたい [01:51.890]傾きかけた 陽射しに追われて [01:56.740]砂浜を後に坂を登る [02:01.770]いつの間に消える 波の音はもう [02:07.000]過ぎた時に溶けてゆく [02:11.890]ほんの少し前の [02:16.990]気持ちさえ失くしそうで [02:22.100]そっと耳をすまして [02:27.420]かすかな調べに 身をまかせた [02:36.200]振り返れば坂道 [02:40.870]遠く見える海は青くて [02:45.730]なんだか二度と聞こえないような [02:51.200]ひとときのメロディ [03:20.030]目を閉じれば波音 [03:24.730]潮の香り黄昏れる風 [03:29.570]答えがきっと見つかりそうな [03:35.050]ひとときの出会い