[00:26.45]古い時計の針が正午を [00:30.63]過ぎる頃風は街をはなれ [00:39.12]紅い花の影が零れ落ちた通りを [00:45.41]二人は歩いていた [00:51.21]浮かぶ陽炎いつか見た夢のように [01:05.75]夏がきみとぼくを留めた [01:17.24]恋の予感のする季節きみと出逢った [01:23.07]二人だけに通じるテレパシーのような [01:29.24]甘く色づいた風がこの路地を抜けると [01:41.55]青鈍色の街の空も夏を奏でる [01:54.54] [02:17.77]氷珈琲の中へ会話が落ちていく [02:24.03]混ざるミルクの色 [02:30.39]グラスの向こうでにじんだ恋人 [02:36.39]古いフィルムのようね [02:41.76]日傘の下にきみを残してぼくは [02:56.94]行くんだ遠いあの街まで [03:08.88]恋の予感のする季節きみと出逢った [03:14.79]二人だけに通じるテレパシーのような [03:21.31]甘く色づいた風がこの路地を抜けると [03:30.94]三十六度のぼくの体温 [03:42.91]真夏のようなあつさできみに触れた