[ti:左手] [ar:睡莲] [al:音ヲ孕ム] [00:31.39]僕はまず洗脳されて深い舌に慣れた [00:41.10]向かいのお部屋それと不快なモヘアにも [00:50.39]僕は待つときの癖で一欠片の黒い砂糖 [01:00.32]落としてそれを魅入る まるで [01:14.48]湖底の月 まぜてもまぜても [01:23.47]見下した僕の眼と眼 底であう [01:33.56]溶けない雪 踊る残滓 [01:42.57]溶かしきってしまうのが [01:47.75]赦されないのか? [02:02.08]僕は舞っていたくせに [02:07.00]舌に沈むあまくすれた輪郭 それを慕う [02:26.26]纏ったすき あとからあとから [02:35.27]晒しては響く 空虚廻廊 [02:45.59]迷ったのち 捲る頁 [02:54.53]迷いこんで 翳すのは [02:59.08]何時もの 左手 [03:08.68]こえるなら そちらから [03:18.12]やめるなら こちらから [03:52.98]湖底の月 まぜてもまぜても [04:01.69]見下した僕の眼と眼 見つめあう [04:11.89]溶けない雪 踊る残滓 [04:20.89]溶かしきってしまうのが [04:25.48]赦されないのか? [04:31.08]纏ったすき あとからあとから [04:40.01]晒しては響く 空虚廻廊 [04:50.14]迷ったのち 捲る頁 [04:59.13]迷いこんで 翳すのは [05:04.24]何時もの 左手