やがて吹き抜けた風は色を奪い 影に誘われた空は瞼閉じる あなた想い焦がす胸は 静かに舞う花びら 夜の花は誰を照らす ひとひら 空に落ちる そして舞い落ちた月は水に沈み 空に咲く蜘蛛の糸は運命(さだめ)映す あなた想い焦がす胸を 誘う 茨の愛 夜の闇は棘を隠す ひとひら 天を仰ぐ 夜に春は咲いてますか ひとひら 色を求めた