いなくなれと唱えても いなくなれない俺を笑う 夜に食べられる気持ち なんて言えばいいのだろう ノラネコの君と踊る 寝静まる地獄の町で 羽根が生えたらいいのにと 悲しすぎる夢見て 君は言う 言葉は吐かれて 虚しく意味へ急ぐ 世界は君のもの あとはそれを歌うだけで 世界は君のもの 好きな場所に飛んでゆけるぜ 羽化したばかりの蝶 羽根のない夢を見たらしい それも不思議じゃないから いつでもじゃれ合っていた 何かが狂った町の隅で 言葉は吐かれて 虚しく宙に消える あるいは一瞬の出来事 揺らめいてる陽炎 あるいは一瞬の戯言 羽化したばかりの蝶 階段の先の地獄ごと 丸めて捨てちまおう 言葉なんてもう忘れたら? 羽根を揺すって飛ぶだけ 世界は君のもの あとはそれを歌うだけで 世界は君のもの 好きな場所に飛んでゆけるぜ 世界は君のもの 新しい朝に 羽化したばかりの蝶