眼差しの 不実さと 気高さに 溺れていた 狂おしい 夏だった 青空も 声も 小さな 死のように これ以上 愛さない 禁じる愛おしさで 瞳は 傷口と知る 心の 別々の 惑星に 僕たちは 棲む双生児さ 野獣の 優雅さで 沈黙を 舌で味わう 罌粟のように 切なさで 胸を傷めながら 君の 可憐な 喉笛から あふれ出した 虹の涯は 美貌の青空 狂おしい 夏だった 手に触れる すべて 欠片の 死のように 君の血が透き通る 野蛮な 瞳 見ては 途方に暮れる 真夏の楽園