干涸びてふみ潰されるのならせめて貴方に 綺麗な花の隣でもいい側に居たいです 幸薄く短命 変わる事などない 愛しくただ愛しく貴方を… 貴方は何時も通りすがる度に優しく撫でて呉れた 雨の無い日は水を呉れた 強く生きる様にと 貴方は何時しか姿を消し 私はまた一輪虚しく咲く 枯れるだけの花に呉れる水などない 腐るだけの花に注ぐ光などない ただ死期に怯えながら闇の中這いずり回る 今光を探しながら闇の中這いずり回る 誰か私に同情するのならとても綺麗な花を咲かせて 誰にでも愛されるような存在になりたい 枯れる醜き花に呉れる水などない 腐るだけの花は蕾すら残せず 目の前は闇で塞がれ もがく私を潰す 貴方なら貴方だったら 此処から助けて呉れると思っていた 走馬灯の中で泣いてた 貴方が呉れた感触は 欲が生んだ夢なのか 解らぬままじきに腐る