誰かを愛せないで あなたのことだけ愛せればいい 言葉は在るだけ ただ、必死で“愛 哀”履き違えてばかり 目蓋は砕ける 今日も。 鼓動我走るうちに 確かな 確かな 熱を愛した 認めていたくなかった あなたを見つけたあたしは奇跡と。 あなたが 消えた日 その空 遠くて 涙は青く 腫れ 頬を赤く 伝う 誰も責めないでいたいの 哀思 愛す。 この悲しみ降る場所から 陽を打てば あなたまで 架かるのかしら 痺れたそのすべてを いつまでも抱いていてあげたくて 眠って息する度 静けさが恐くて震えていた あなたを愛せること あなたを愛せたこと美しい 誰かを愛せないで あなたのことだけ愛していたい