虹色に乱れ舞う風に揺れる 風鈴よ遥かに 紅の美しき鈴の音よ それこそ雛菊 夕顔の花閉じる音も耳も 澄ませば静かに 薄闇に指止める髪の先の 露さえ草薙 極彩に染まりゆく 雨の色よ五月雨(さみだれ)ひそかに 灯火で辿り着く 夜の道の先には我が守護 真夜中の上弦の 月の淡い光とかすかに 揺らめく柳一葉 招かざれる到来 無花果 風よ 蝶々よ 夢よ 會式桜よ 春の 巫女さえ 気付く儚い思い どうか私に其れを護らせて 虹色に乱れ舞う風に揺れる 風鈴よ遥かに 紅の美しき鈴の音よ それこそ雛菊 夕顔の花閉じる音も耳も 澄ませば静かに 薄闇に指止める髪の先の 露さえ草薙 極彩に染まりゆく 雨の色よ五月雨(さみだれ)ひそかに 灯火で辿り着く 夜の道の先には我が守護 真夜中の上弦の 月の淡い光とかすかに 揺らめく柳一葉 招かざれる到来 無花果 永遠に護り抜く 瞳閉じる 時まで優雅に 完全な麗しき光る刃 貴女を唯一