赤色の塔を削る風は吹き キミの空に塵と舞い 誰も見ぬ 意匠で語り 胸打つ程の遠くから 応えよと届く 群れ立つ塔は ただ時を浴びて 夕日を背に淡々と宇宙を掘る 風車を見たか? 鞭うつような賢者と 人知れず今日も 聞こえるか? 空を鳴らし 生まれる 今日の音 過去に忍ばせた 今日を送り出す 胸打つ程 古の知恵を掘る 賢者を見たか? 鞭打つような姿で 人知れず今も 聞こえるか? 空を渡り 生まれる この音