「月の舟」 槇原敬之 もしも涙(なみだ) あふれたら この胸(ねむ)に 押(お)しあてて 二度(にど)と恋(こい)は 出来(でき)ないと 自分(じぶん)を憎(にく)まないで 思(おも)わず 抱(だ)きしめて 鏡(かがみ)の様(よ)に 君(きみ)だけの輝(かがや)き 映(うつ)してあげたい ★夜(よる)を渡(わた)る  月(つき)の舟(ふね) このまま、さらわれて 心(こころ)に降(ふ)る  銀(ぎん)の糸(いと) 二人(ふたり)を結(むつ)ぶまで 髪(かみ)を撫(な)でた  指(ゆび)にさえ 想(おも)い出(で)痛(いた)むくせに 無理(むり)に みせる 微笑(ほほえ)みが せつなく 僕(ぼく)を誘(さそ)う ふれですぐ 離(はな)れた 硝子(がらす)のキスは 眩(まぶ)しくて脆(もろ)くて 胸(むね)を熱(あつ)くする ☆愛(あい)に摇(ゆ)れる 月(つき)の舟(ふね) 光(ひかり)の露(つゆ) に濡(ね)れ みつめた まま 夢(ゆめ)の鈴(すず) 優(やさ)しく響(ひび)くまで ★夜(よる)を渡(わた)る  月(つき)の舟(ふね) このまま、さらわれて 心(こころ)に降(ふ)る  銀(ぎん)の糸(いと) 二人(ふたり)を結(むつ)ぶまで ☆愛(あい)に摇(ゆ)れる 月(つき)の舟(ふね) 光(ひかり)の露(つゆ) に濡(ね)れ みつめた まま 夢(ゆめ)の鈴(すず) 優(やさ)しく響(ひび)くまで