[00:00.00] 作曲 : さだまさし [00:30.250]薄紅の秋桜が秋の日の [00:35.970]何気ない陽留りに揺れている [00:42.060]此頃 涙脆くなった母が [00:48.730]庭先でひとつ咳をする [00:53.530] [00:55.380]縁側でアルバムを開いては [01:01.130]私の幼い日の思い出を [01:06.950]何度も同じ話くりかえす [01:13.780]独言みたいに小さな声で [01:19.640] [01:21.520]こんな小春日和の穏やかな日は [01:27.860]あなたの優しさが浸みて来る [01:33.540]明日嫁ぐ私に苦労はしても [01:37.930]笑い話に時が変えるよ [01:43.640]心配いらないと笑った [02:01.750] [02:03.400]あれこれと思い出をたどったら [02:09.120]いつの日もひとりではなかったと [02:14.920]今更乍ら我儘な私に [02:21.670]唇かんでいます [02:26.640] [02:28.380]明日への荷造りに手を借りて [02:34.270]しばらくは楽し気にいたけれど [02:40.100]突然涙こぼし元気でと [02:46.440]何度も何度もくりかえす母 [02:49.790] [02:54.480]ありがとうの言葉をかみしめながら [02:59.160]生きてみます私なりに [03:06.770]こんな小春日和の隠やかな日は [03:11.140]もう少しあなたの子供で [03:15.620]いさせてください