柴田淳 - 雪の音 君の大好きな雪が降ったよ きっと今頃どこかで笑ってる 昔は君のため祈った 今は誰が降らせているだろう… 舞い降りてくる雪の粒は 君と過ごした日々のかけら アスファルトに消えてしまう 僕たちの記憶 町は銀の色 音のない白 君は聞こえると言った 雪の声 立ち止まり ひとり耳を澄ます こんな小さな音 聞いていたの… 僕の肩に降りた雪を なぜか愛しく感じていた 君は今も僕の中で降り続いている 今夜もまた 雪の君は 僕の手のひらで消えてしまう ずっと笑っていてほしいから 雪よ 止まらないで 君は今も僕の中で降り続いている 終わり