[00:16.98]売り声轟く城下町  [00:20.17]賑わい見せる船祭 [00:23.32]カエルと鯰が同時に跳ねれば  [00:26.46]おれの右肩うずき出す [00:31.37]小さな桐の木箱を担いで  [00:34.52]一文銭が宙を舞う [00:37.70]問屋の丁稚が塩振りまいても  [00:41.00]おれの加速は止まらない [00:45.11]おどろおどろしい右肩は  [00:48.29]粋な街並みと不釣り合い [00:51.54]覚えずに巻き起こすつむじ風  [00:54.73]もうこれ以上 体の一部が [00:58.50]ゾンビ化ならぬよに [01:01.73](武鑑読み込む暇もなし) [01:04.00]右肩激しく鼓動するから  [01:07.34]味噌焼き田楽が食べづらい [01:10.67]大名屋敷を眺めていると  [01:13.91]肩周りの細胞活性化 [01:17.15]開ける 嗚嗚嗚 木箱 丑の刻  [01:20.32]塩との割合が絶妙な [01:23.49]ゾンビを浄化するお守りさ  [01:26.68]何の根拠も無いけど・・ [01:29.89]「塩漬けの木彫り鯰」 [01:48.22]暮れ六つ知らせる時の鐘  [01:51.34]一朱銀が虚空を舞う [01:54.48]藍に染め抜いた商家の暖簾も  [01:57.60]おれの孤独は拭えまい [02:02.20]おどろおどろしい右肩が  [02:05.11]鬼灯行灯に照らされる [02:08.32]覚えずに巻き起こす つむじ風  [02:11.53]もうこれ以上 体の一部が [02:15.00]ゾンビ化ならぬよに [02:18.55](まっこと陽気な町娘) [02:21.13]右肩激しく鼓動するから  [02:24.38]味噌焼き田楽が食べづらい [02:27.53]町火消しと纏振り回せば [02:30.67]肩周りの細胞活性化 [02:33.80]居抜き 嗚嗚 初太刀が鞘走る [02:36.98]切っ先が木箱の蓋を割る [02:40.26]白銀に輝く匠の品 [02:43.47]繊細さがうかがえる [02:46.50]「塩漬けの木彫り鯰」 [02:50.30]呉服屋の 若旦那や [02:51.94]道場破りの 無頼派侍 [02:53.51]一膳飯屋に [02:54.32]隠密同心 [02:55.13]魚の振り売り [02:56.73]奇怪な念仏 せーのっで唱える [02:58.28]暗中模索な 人海戦術 [02:59.50]嬉し恥ずかし神頼み [03:15.30]日の出に江戸の街を駆け抜けて [03:18.68]日が沈み佇む柳の下 [03:21.84]精気帯びた腕をなでながら [03:25.12]吾妻橋で別れ告げる [03:28.15]念仏が具現化した つむじ風 [03:31.53]江戸に潜む邪気を吸い上げる [03:34.63]跳梁跋扈する盗賊たちを [03:37.91]伊勢国あたりまで吹き飛ばす [03:41.10]おれの 嗚嗚嗚 宝物までも [03:44.31]金色の月夜に吸い上げる [03:47.42]頼む返しておくれ つむじ風 [03:50.68]味噌焼きの田楽と [03:53.83]一朱銀と二文銭 [03:56.00]あ、それと [03:57.00]「塩漬けの木彫り鯰」