葉の上の雨粒 ぼろり落ちて花咲かせ ほんの一瞬の出会い 儚さ故 美しい 君の長い黒髪 白い光に濡れて 闇を追い払いつつ 銀色に輝いた 波間に揺れる月 ゆらりゆらり 映されたこころ 風に吹かれて音もなく 溶けてゆく 涙ひとしずく 頬を伝い 途切れた想いは 遥か遠くへ もう二度と戻らない 君の唇から 零れ落ちた言葉は あまりに切なく 思わず目を伏せた 波間に揺れる月 ゆらりゆらり 映されたこころ 風に吹かれて音もなく 砕け散る 途切れた想いは もう繋ぎ直せない 波間に揺れる月 ゆらりゆらり 映されたこころ 風に散らされ音もなく 消えてゆく