[00:00.00] 作词 : 澤田空海理 [00:03.03]Vocal:saya [00:29.32]光彩陸離の花火が夜の東京に舞う。 [00:36.57]億劫になてしまった。スカートの皺のせい? [00:42.92] [00:43.88]見慣れた着回し。 [00:45.73]流石に呆れてしまうよな。 [00:50.49]私に会うのに慣れてきたんだとか。 [00:55.42]いい加減、拗ねるよ。 [01:00.42]浴衣を着ようなんて言うと [01:04.10]面倒くさがるのが目に浮かぶ。 [01:08.52]私は着たいんじゃない。 [01:11.48]見たいのだ。それを分かれ。 [01:14.90]何年目の付き合いだろう。 [01:18.47]何年目の友達なんだろう。 [01:23.41]それを汲み取れたりしないか。 [01:26.97]スカートが嫋やかに翻る。 [01:32.81] [01:47.24]一向に終わる気配のない、いたちごっこは。 [01:54.11]言った方が負けみたい。私はそれでもいいのに。 [02:01.28] [02:01.73]違うの。本当は尺に触るから言えないだけ。 [02:08.40]いや、それも嘘だ。時々、怖いんだ。 [02:13.47]動いていくのが。 [02:17.92] [02:18.71]変わっていくのが。 [02:21.43] [02:22.08]上がる間、覚めない夢。 [02:25.52]朝より夜の方が眩しい。 [02:29.98]私は、期待をする。 [02:33.14]見たいのだ。その先すら。 [02:36.34]終電間際、いっそのこと。 [02:39.93]ブルーシートで今日を跨ごう。 [02:45.22]きっと間違ったりしないね。 [02:48.74]大切に思ってくれているのね。 [02:53.55] [02:54.65]そのまま二人、海岸線に沿った。 [02:58.30]いく宛てあど、とうにない。 [03:00.47]帯がないのに苦しい。 [03:02.12]胸を締めつけるようだ。 [03:03.97]「苦しい」と声にして、心配させてみたいな。 [03:07.59]あなたは優しいから。 [03:09.75] [03:10.85]変わんないよ。わかんないよ。 [03:17.46]変わったって、構わないよ。 [03:23.23] [03:23.68]光彩陸離の花火だ。それは遠く。遠く。 [03:30.54]一斉に帰りだす人、それに違わぬように。 [03:38.14]光芒一閃の恋は、遥か遠く。遠く。 [03:45.01]臆病になってしまった。 [03:48.41]スカート皺のせいにしたかった。 [03:53.02]三駅程度、歩こうよ。なんて冗談よ。 [03:59.09]帰ろうか。戻れなくなる前に。 [04:04.60] [04:05.81]次こそ着よう。浴衣を着よう。 [04:09.31]面倒くさくなっても褒めてよ。 [04:13.12]似合ってると言わせてやる。 [04:16.97]だから、来年も行こう。 [04:20.26]何年目の付き合いだろう。 [04:23.93]何年目の友達なんだろう。 [04:28.83]それを汲み取った別れ際。 [04:32.73]スカートが軽やかに翻る。