呼び出した僕の隣で 黙り込んでる君の 少しだけ疲れた顔が フロントガラス映る 悲しい出来事あるたびに 雑踏の都会(まち)抜けて 話したくなければもういいよ 何も聞かず 君を見てる 心削ってゆく 溜息が消えるまで 君には僕が いるよ 夕暮れの渋滞の道路(みち) 赤いライトがつづく 汐風の埠頭に行こう 君の涙を棄(す)てに 僕等が友達だった頃へ 少しの間戻り 小さなキスさえ交わさずに 君の肩を 支えながら 熱い息吹をただ その胸に吹き込むよ 君には僕が いるよ