[00:09.980]夜空の真ん中を決めるのにためらい、 [00:14.370]まだ書き始められないでいる。 [00:18.910]見ればそれだけ違うところばかり見えて、 [00:23.790]ちょうどいい場所が定まらない。 [00:27.980]何度目の夜を迎えたんだろう。 [00:32.400]星が落ちるなら簡単だが、 [00:37.000]動かないままの散った瞬きに思う。 [00:41.180]真ん中はなくとも美しいと。 [00:46.300]千切れそうな心に、精一杯の点をひとつ。 [00:56.190]何かの始まりになるか、目印になるのかもしれない。 [01:05.170]世界のどこかで懸命に生きているひとりも、 [01:15.090]誰かの始まりになって、目印になるのでしょう。 [01:25.260] [01:43.099]噂の営みに乗り合いを拒まれ、これ当然と折れる人がいた。 [01:52.300]あの夜空も型を変え続けるのです。 [01:56.860]運命も一様に移ろいゆく。 [02:00.930]千切れそうな心に、精一杯の点をふたつ。 [02:10.909]何かの続きにもなるか、意味が生まれるかもしれない。 [02:20.599]出来栄えはわからないが、そのとき思い出すだろう。 [02:25.259]これはあの日、あれはまた別の日。 [02:29.360]違いは隠しておいてもいい。順序は後から悔やめばいい。 [02:34.030]だから消してしまうことはない。 [02:36.250]だから消してしまうことはない。 [02:41.810]千切れそうな心で、精一杯の点をつなげ。 [02:51.490]何かの続きにもなるか、意味が生まれるかもしれない。 [03:00.520]世界のどこかで懸命に生きているひとりも、 [03:10.400]誰かの続きになって、意味を与えられたのでしょう。