森の声と神の歌 少女は祭られ偶像に 人々の羨望に 目を伏せて絶望する あぁ誰かここから連れ出して 白い羽は飛ぶことを知らず 最果てに夢を見た 落下してゆく死神少女 飛べないとわかっていても 証明が欲しかった 秋の凪と竜の声 少女は導く運命を 人々の欲望に 目を伏せて嘆願する あぁもしも羽をもいでしまったら 誰も私を見なくなるのかしら 最果てに夢を見た 落下してゆく死神少女 落ちてゆく涙を追い越し 藍を焼き付ける 何処にも行けない 見えない鎖が邪魔をして せめて夜の篝火に 少しの煌めきを感じさせて 最果てに夢を見た 落下してゆく死神少女 目を閉じた その指先に 確かな感触を感じた 死にたいと願っていたのに