遠回りした帰り道で見た 夕陽の儚さも しゃがみこんで触った 菜の花も 全部君に伝えたいんだ 閃く言葉を 飲み込んだままで 見つめる ただ一つの横顔 悲しいほど 素敵な人を知った 喜びの中で襲う 痛みに似た気持ち このままの距離で それだけでいいから もう少し他の君を 見てみたいな 瞳を覗いても 心は此処にはいないね 同じような痛み持っているかのような 微笑み 報われないと嘆いた涙に 息苦しくなって 虚しいと閉ざした 想いも 失う勇気で 強さと 何が残るかな 一言に全てを込めよう 透き通る 優しく 悲しい眼差しに 溢れた ただもどかしい愛しさ 独りよがりの未来に 君を巻き込んで 閉じ込めたかったけれど その瞳には 嘘つけなかった 真っ直ぐな声と 真っ直ぐな心 どんなに惨めな 夜を過ごしても その幸せだけ 心から願えるのは きっとこの先にも 君以外にはいない 手を振るよ 一度だけ 今を噛み締めながら これ以上 傷つけないように 強く吹き抜ける 風が終わりを告げた 優しく 切なく 遠ざかる後ろ姿 真っ直ぐな声と 真っ直ぐな心 どんなに惨めな 夜を過ごしても その幸せだけ 心から願えるのは きっとこの先にも 君以外いないよ 同じような痛み 持っているかのような 眼差し