異教の手が翳すは 支配の空 その祈りがただ 己の誠に鎖をかけても 纏わりつく悪意を絶ち切るため 奪い合おう 救済さえ届かぬ底で 縛り 詰り 痛み 制裁 許しは無し 魔女を狩り 抉り 咽び 啜り 真紅に輝く宝石 滅びの歌を口ずさむ 血塗られた女王は 気づかぬ高揚 重ねる妄想 《鮮血》に取り憑かれた 響き奏でた旋律は 『復讐の聖譚曲』 禁忌の記憶に刻んだ快楽 殺戮の道 選んだ 許されない情炎 鏡の中 映り込んだ もう一人の自分の姿を見つめて 友情さえ知らずに歩んできた 狂気の中 一人きりで愛を求めた 命 鏡 黒に染め逢い 光が指し 死の香り 想い 逃避 直ぐに暗闇 弾け飛ぶ未来 呪いの歌を口ずさむ 血塗られた女王は 廃れた伝承 求めた愛情 永遠を望んだ 叫び紡いだ旋律は『狂乱の前奏曲』 轢かれた身体に惹かれた魂 喚び合い二人は出会う 二人で求め 二人で過でした日々は 甘く燃えるような 幻想を見せて 快感を与えた 喚んでくれた少女に歌う 血塗られた女王は 飛び立つ時空で 描いた世界で 《鮮血》に取り憑かれた やがで最後の旋律は『絶望の四重奏』 禁忌の記憶に刻んだ快楽 呼び醒まし今歌おう