右の手には恋の台詞 左の手には別れの歌 シャンデリアに照らされ踊るわ 人形たちは羽ばたかぬ蝶 あらゆる声を聴き分ける 舞台の上薫るダマスク香 意識の底 記憶呼び覚ます ただ一度だけ ただ一人だけ 愛の証くれた存在 世界はなお色づいてく 絵画のように 花びらが舞えば紅に 誰もが皆主役という訳じゃないなら せめてもの瞬きする刹那の間 バレリーナのように燦めく 流れてゆく時を追いかけて いつの間にか迷い 立ち止まる まだ夢の中 まだ醒めやらぬ 溶ける景色 揺れる灯火 かつて指が触れた温もりを 今も胸の奥にしまい込んだままで 右の手には恋の台詞 左の手には別れの歌 シャンデリアに照らされ踊るわ 観客たちは物言わぬまま 這い寄る闇に怯えてる 舞台の上薫るダマスク香 意識の底 記憶呼び覚ます ただ一度だけ ただ一人だけ 愛の証くれた存在 世界はなお色づいてく 絵画のように 花びらが舞えば紅に せめてもの瞬きする刹那の間 バレリーナのように燦めく 右の手には恋の台詞 左の手には別れの歌 シャンデリアに照らされ踊るわ 人形たちはいつまでも