ユラリ揺れる景色は薄色に あなたは鮮明に 累ねては摘んだ彼岸花 有象無象に飾った 遣り切れない朝を迎える度に密を交わして 匿したものは無益な夢を騙る 舞い散れ花吹き飛ばして 有耶無耶な凡てを 積みあけたものぶち壊して 仕舞え、仕舞え 何もかもが零になって 然れとまだ夢の中 僕らまだ此処で生きている ヒラリふわりと空は紅色に あなたは透明に 沈黙と枯れた彼岸花 痛いくらいに嗤った 臥した悲劇さえ空っぽに映る 御覧の有り様 救えないと世界から見棄てられた 愛してるよ なんて声も 泡沫に消えてく 死んだら凡て意味はないよ 謳え、謳え 何もかも嘘てあって と願えと夢は現つ 僕らまだ此処で息をする 最たる花 愛と化して 充たされた心も 過去と為り色褪せてたって 燁れ、燁れ 饐えた夢はであって あなたは零に咲いた 僕らまだ夢を見てる 舞い散れ花吹き飛ばして 有耶無耶な凡てを 積みあけたものぶち壊して 仕舞え、仕舞え 何もかもが零になって 然れとまだ夢の中 僕らまだ此処で生きている 然れと零に帰す 夢を見る