死に急ぐ者たちを両手で馬鹿にしたのは 裂傷が霧になり舞い散る街で耳を塞ぐのは 僕はもうこの世界に見捨てられたような気がしたから 桜を待つ過去の死体が綺麗だったから 必死に生きて生みだした僕の汗水たちが なんの価値もない振りをしたままお金に変わっていく 嫌いな人へのお愛想も大好きなあの人への手紙も 削り落とした命が吸い取っていく あなたの肌が愛しく心で打ち上がる 痛みが溶けるように過去になっていく 僕が僕である理由を傷だらけの駒に塗り込んできた もう誰の気持ちもわかりやしない そして今夢を諦めた 愚か者達が救われる日を さよならで奪う世の中は お金で満たされた耳じゃ聞こえない 雨で溺れかけた両足が動かないから ゲボを吐きながら泣き出した砂利道を思い出した 耳をすませば仲間がいて電話先にはあなたがいて こんな日々を何年待っていただろう? 生温い命で随分悩んだみたいだ 体温と優しさで全て花になった しょうもない日々で悩んで捨て去った者たちに蔑まれ 本当にしょうもない人生だったのだろうか そして今意味を奪われた 耐え忍ぶもの達が認められる日は 栄光に飽和する花と愛情で 満たされた目じゃ探せない 歌で世界を救いたい 歌で誰かを守りたい 歌で愛を教えたい 歌であなたを愛したい とかなんとか言っちゃってそれ全部自分のためだろう? 幸せに騙された体で 歌なんて歌えない 音楽はわからない さよならの意味すら忘れた お金で満たされた耳じゃわからない 待ちわびた溢れ出す愛で 死にたくなるのなら今は求めない 生ぬるい幸せじゃ 僕らはここで終われない 僕らが生きる意味を忘れない