ねぇ そんな言葉より 君の名前 声にしてみたいけれど はずい ねぇ 君の目に映る 僕の顔は 今は上手に笑いてますか 跳ねる髪と睨めっこして 何度も笑顔を作ってきたけど 揺れる水面に 映る君の顔を 泳ぐ金魚が振り向かせるの 指先の距離は まだ遠いけれど そっと触れて見るの 強く願うよ夜の空に 思い載せて花びらが開く 消えるナツノヒ 二人重ねてみたい 少しさみしいけど ねぇ 一緒に過ごした あの日々から 何が変わったのかなって 思う 二人目指して歩いた あの逃げ水 まるで遠い日の記憶みたい 晴れる思い メイクで隠して ほんのちょっと 済ましてみたけど 夢でもいいの 君に会えるのなら 変わらない空 花火が咲いて いつかまた君が 思い出した時に 僕はそこにいるの ずっと思うよ 君のことを たとえすべて忘れたとしても 消えるナツノヒ 君を映していた また好きになるけど 眩しい光の中 少し大人びたくて 背伸びしてみたけれど 届かなくたって 揺れる水面に 映る二人の手を 泳ぐ金魚がそっと重ねての 照れて笑ったその横顔を 今も覚えているの 強く願うよ夜の空に 思い載せて花びらが開く 消えるナツノヒ 二人重ねてみたい 少しさみしいけど 僕はここにいるよ 好きなんて言えないよ